さ

ジゴロ・イン・ニューヨークのさのネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

ジャズがずっと流れていて映像の色味もあるのか、おしゃれな映画。

マレーの提案により娼夫となりセックスしまくる毎日を過ごす主人公が、ある日ユダヤ人の未亡人と会って恋に落ちて、プラトニックに想い合う。その対比がよかった。
この映画の趣旨ではないだろうけど、べつにセックスなんてなくても身体に触らなくても、愛はたしかに存在するんだなぁと。

あと、おしゃれな世界観の中にひそむ、ユダヤ教の実態が印象的だった。
未亡人さん、18年間身体に触れてもらえず寂しくて、本も結婚してから処分して、抑圧されてたんだなぁって。
あなたの前では本当の自分でいられる
君の主人はもう死んだ
からのカツラを外してキスのシーンに心打たれた。抑圧された生活を思うと奥が深いシーンだ。
 
あとバリバリ私情をはさんでマレーを尾行して審議会につれてったお巡りさん! 怖いよ!!😂😂 職権濫用やん
さ