2016年最後に観た映画で2017年最初に観た映画。
全体的に茶番感があったように感じてしまった。
柏木くんの生きる道は太宰治のように自己の人間らしくない部分を否定する道かな。何が彼をそこまで悲観させたのか。意味を問うのは何故。小5で自殺したいちご同盟の人生に悲観した少年が残した言葉も柏木くんの言葉か。
偽善がもっともたちが悪いと言う。それを意識して苦しんでいる人は多いと思う。自分の人間らしさに苦しむ。目をそらしたことが罪なのか。だったら弱さは罪なのか。罪を背負っていくことは自分の弱さの罪悪感を受けること。弱いことが罪。。。。
いちご同盟も本作のキャラクターも生きていくことを強く念じてる。誰かの存在があったこと、彼から何を得たか忘れず、それをどうするのかはまだわからない。