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ソロモンの偽証 後篇・裁判のcbapのレビュー・感想・評価

4.7
イマイチという意見があるのもわかる気がする。
前編のポスターが最後の晩餐であったことで予想できない裏切りやトリックがあるようなイメージが先行し、中盤でほぼストーリーが確定しながらもさらなる衝撃の展開を期待してしまった。

ドラマとして観ればどうか。
多感な思春期の正義感はこんなに尊いものだったんだと思う。
今の生活は損得勘定や打算や見栄にまみれているけれど、そんなもの関係ないところで生きたいなと今でも時々思う。
小学生が手を挙げて横断歩道を渡ったあとこちらを振りかえって会釈をするのを見ただけでジーンとくるような歳になってしまった今の自分には、涙なしには観られないです。
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