あまんだ

ジョン・ウィックのあまんだのレビュー・感想・評価

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)
3.5
凄腕の殺し屋ながら、引退してもいいくらいに愛した妻を病で失い、さらにその妻が生前、自らの死で夫が失意に堕ちないように贈ってくれた忘れ形見のワンちゃんをも、しょうもないギャングのクソガキに奪われ、堪忍袋の緒が切れたおじさんが、大暴れ。(その時、愛車マスタングも盗られた。マスタング、めっちゃカッコイイ。)
演じてるのが、キアヌ・リーヴスてのが、また良かったと思う。キアヌて、めったな事では怒らん人で有名やし。
まあ、勝つんやろな、、、て展開は明白なので筋はいいとして、やらかしてもうた息子の尻拭いをしやなあかん、マフィアのボスの表情がいちいち良かったので、注目していた。
あの人の何とも言いようの無い悲哀に満ち満ちた顔が、ストーリーが進むに連れ、どんどんジワる。
一回、キアヌに息子のアホさを謝るも、秒で謝罪を断わられた時の顔。
アホの息子に煩わされてイラつきながらも、そこはやっぱ自分の子供やから、負け戦ちゃう?て、薄っすら思いながらも、手を打とうとしてる顔。小さい時の可愛かった時とか思い出して、ほっとかれへんねやろな…、と、ボスの心中を勝手に想像してホロリ。
何かしらのアクションの結果毎に、ボスの何とも言えん顔が抜かれるのが、最早コントか!
て、感じで良かった。
結果としては言わずもがなだが、アクションも派手めで普通に面白い。
欲を言えば、騒動のキッカケとなったアホの息子の存在感が薄い。もっと頑張れ!自分が原因やのに、後半、風呂入ってるだけやないかい!
そしてもっと残念なのが、ウィレム・デフォーの絡んでき方!いや、こっちこそ、もっと出してよ!
あまんだ

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