ヘアコンテストで、優勝候補の美容師が頭皮の皮を剥がされ亡くなっていたと言う、猟奇的な事件に端を発し、コンテスト出場者(他候補美容師、ヘアモデル)の人間関係があぶり出されていく様をワンカットで。
連続して殺人が起こるとかの展開ではなく、あくまで淡々と犯人は？とか、あの人にあんな事があったから怪しいのでは？とか、会話劇で紐解かれ、まあ、犯人に意外性は無いものの、あ、そういう事ね。って、地に足ついた納得感は得る展開。ヘアコンテストが舞台なので、奇抜な髪型とか、視覚的に派手やのに、内容は落ち着いているって落差が逆に、いいかもって思ってたら、急に謎のダンスがあり、またその振り付けが、いい（笑）思わずやりたくなる振り付け。得も言われぬダサいステップがくせになる。
それがあるから、すごい妙な物を観た感覚になるという、変な感じの映画。
