ニャンおっ太

パンク・シンドロームのニャンおっ太のレビュー・感想・評価

パンク・シンドローム(2012年製作の映画)
3.5
知識人のキチ害模倣ギミック勝負の二束三文パンクロックビジネスの悪しき側面に辟易することも多々あったけど、それでもパンク初期衝動は尊いと思ってきた気持ちを再確認。メンバー全員知的障害者のドブネズミより格段に美しい北欧パンクバンド「Pertti Kurikan Nimipäivät」のドキュメンタリー。過剰な美化は危険を孕むし、断片の羅列は把握し辛さもあるけれど、やれ多様性やれ反ルッキズムに表層忖度なハリウッド連中が金にならんから無視している、バスタードなアウトサイダーの赤裸々なカウンターアクションは強烈な見応え。