パンク・シンドロームの作品情報・感想・評価・動画配信

「パンク・シンドローム」に投稿された感想・評価

開始10分はアーティスト感が強いけど徐々にそれぞれの生活感と障害者の日常としてのリアルが良く分かる。それを通じて音楽性に落とし込まれてる事。いい意味で荒削り感や脆さ、危うさが何も知らない20代そこらのバカ野郎がやってるパンクには出せない説得力がある。ハンディキャップを昇華してる。とにかくカッコ良かったです。
フィンランドの知的障害者4人が結成したパンクバンド『Pertti Kurikan Nimipäivät(ペルッティ・クリカン・ニミパイヴァト)』を追ったドキュメンタリー。

バンドを組んで、音を出して、声を発した時点で素晴らしいし、羨ましいと思ってしまう。フィンランドの社会福祉がどれほど進んでいるのか、あるいはどれだけ足りていないのか。背景は正直わからないけれども、彼らがステージ上で解放されてる姿を見ると、満足と不満足の両方を感じる。音楽活動を認めてくれているということに満たされながら、同時に立ち塞がる壁と戦ってる。要するにとても健全だと思う。不満も満足もちゃんと言葉にできる社会。ツアーや音源リリースやフェスへの参加など、活動をサポート出来る土壌があり文化がちゃんと根付いていることの証。まだまだ途上だとしても。

服の縫い目が気になるペルッティ(Gt)
好きな彼女の前では毒が抜けるカリ(Vo)
美人議員に惚れているサミ(Ba)
ホーム暮らしをしたくないトニ(Dr)
時にはケンカ、時には脱糞。メンバー間の関係はそれぞれに転がりながらもひとつの塊。

言語障害〜‼︎‼︎‼︎
言語障害〜‼︎‼︎‼︎
言語障害〜‼︎‼︎‼︎

こんなに身も蓋もないストレートな詞を歌ってもいい。聴いてるこちらとしては、おぉう、マジで?!と戸惑っちゃうけど。
ギターのペルッティの顔、誰かに似てるなとずっと考えてたんだけど、ザ・ダムドのラット・スキャビーズに似てる。
昨年春頃の緊急事態宣言中、モヤモヤしてた不安の中でよく聴いていたのがダムドだったりピストルズだったりバズコックスの70sパンクだった。それほど得意なジャンルではないけど眉間のシワがスッとほぐれていくような、あるいは部屋の窓を開け放ったような清涼な空気を感じた。今聴くべきはパンクだと強烈に思った。
 初っ端からRandy Uchida GroupリップオフデザインのDetestationポスターがメンバーの後ろにデカデカと。やっぱフィンランドだしそれ系か...?と思ったんですが。バンドの音自体は70’sストレートでBLITZとかCYANIDEが1番近いかなぁと感じた。ライブフッテージで前列にTheフィンコア!な見た目の鋲ジャン男子がいておお!となった。

いくら年取ってても、どんな障がいがあってもメンバー見つけて、楽器を手に取って、最終的に自分達らしい表現ができるってすごいなぁ。
 基本的に彼らの日常にフォーカスしているので、観ていていつの日かヨーロッパのデスフェストや、片田舎のライブに行ってみて現地の人と交流してみたいなぁと改めて思った。
Seira

Seiraの感想・評価

1.1
いやーパンク全然分からん!歌詞がえらく鋭いなってことは分かった!
みんなめちゃめちゃ喧嘩するし好き放題言うし楽しいなあ〜笑

彼らの知り合いとかバンドのファンだったらこの映画楽しめるかもしれんけど、わたしには退屈だった〜
知らん人の日常って結構どうでもいいもんな。
それでもメンバーは大変愛おしくなる。
仲直りの仕方とか可愛い。
びっくりするほど感情隠さない人たちだった。
お仕事でいっつも会ってるんだから休日会いたくないっていってメンバーのお誕生日会すっぽかすのも、それにめっちゃ拗ねるのも可愛いし、どっちの気持ちも分かるんだよなあ〜
すっぽかせちゃうのがパンクなんかな!わたしは行くのめんどくさいって思いながらも行っちゃう気がする。

てか分かった!どうやってバンド組むことになったかとか、彼らのこと全然知らん人たちにもうちょっと寄り添う内容なら面白いって思えたかもしれん。

フィンランドの福祉めっちゃ手厚いね、素晴らしい。
Moomin

Moominの感想・評価

4.6
4人皆がそれぞれの障害を持ったバンドメンバーのお話
彼ら四人とも勿論個性がありプライベートがある プライベートといってもごまんと時が流れる中でどこを切り取るかが大事でこの作品はほとんどテロップ無しのナレーション無しの映像だけで見せていく しかし一人一人のキャラクターが凄くリアルで愛苦しさもある そしてギャップとなるパンクバンドの格好良さは素晴らしい 彼等の声が観客に何となくでも届いている気がして嬉しかった リアクションの皆いい顔してた

∴雑談
 日常を描くって企画書には書きがちだけど、この作品では一人一人の日常がしっかりと描かれている 映画にとって、人間にとって日常とは如何なるものか いい勉強になった
心底パンクが好きだから最後ちょっと泣いちゃった。
なんの説明もないし、なんの感想もいらないような。we are the punksyndrome!!!!
メンバー一人一人の生活が見えてくるような作りだった。彼らはパンクバンドのメンバーである前に、日々を暮らすひとりの人間だということか。

バンドについての説明が全く無しに始まるので、フィンランドのパンクシーンとか、彼らがどれくらいの知名度があるか、普段どんなバンドと対バンしてるのかは知りたかった。彼らがどうしてパンクをやろうと思ったのかとか、音楽的なルーツもちょっと見せてくれたら嬉しかった(ギターの服にメイデンとかking diamondのパッチとか見えたんで、意外とメタル系なのかとか考えた)
qp

qpの感想・評価

5.0
思う存分自由に生きられる清々しさ。喜怒哀楽を共に出来るバンドという共同体。もし自分がバンドメンバーを集めるなら、と考え出す。
しを

しをの感想・評価

-
愛をクールでかけがえのないものって言えるのかっこよすぎる。泣
4人の知的障がい者で組まれたパンクバンドを追ったドキュメンタリーです。作詞作曲も自身たちで行い、グループホームや社会への不満を歌います。パンクです。反社会、反権力ですよ。彼らはいくら質の良い施設でもそこに押し込まれることに中指立てます。俺たちは自由になりたい。これはパンクでしたね。美人議員に恋するベーシストはわりと嫌われ役ですが、私はとても好きでした。
>|

あなたにおすすめの記事

似ている作品