・感想
犯罪の詰め合わせになります。
お子様には早いかと！
それにしてもゴウンさんの演技力は凄まじい。当時あの若さ&デビュー作でこの濡れ場の表現は驚きですね。評判は低いらしい特殊メイクも、個人的には凄いなと思いました。
・考察etc...
この映画の本質は、罪の境界線を簡単に超えてしまう人間の本能的な部分を描いている所に意味を感じました。中でも特に『真実の愛』とは何なのかという事を考えさせられます。本人同士にしか分からない、何なら本人同士にも真実というのはないのかもしれない。それでもその時の当事者にしか分からない事というのは実際にあるんだよなと感じさせられます。
後の2016年には『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』でコン・ユと共に主演を務めたキム・ゴウンが、2012年当時300倍の倍率を勝ち抜いて、見事大抜擢されたデビュー作だそうです。この映画の見どころとして1番惹かれたのは、儚い景色の映像美と、ゆっくりとした時間の流れ方です。情景だけでも心情の切なさが伝わってくる表現で、芸術性の高い作品だと思います。
