スミル

ぼくの名犬テンペストのスミルのレビュー・感想・評価

ぼくの名犬テンペスト(2001年製作の映画)
3.8
私は犬が好きです。犬が出ているってことで選びました。
かつて人気コメディアンだったジュゼッペは演技派俳優に転向して失敗し、今では生活に困る程落ちぶれているが、プライドだけは人一倍強い男。ひょんな事から犬を拾った彼はテンペストと名付け撮影所に行ったことがきっかけでテンペストは演技が出きる名犬となる。テンペストの演技は見所のひとつ。有名になったテンペストを見た人から自分の飼っていた犬ではないかと連絡を受ける。ここで素晴らしいのは、食べるものにも困っていたジュゼッペだったが、テンペストのお陰で溜まった家賃や借金も払え、もっとお金を稼げるであろうなのに元の家に返そうとする事。欲が人間を変えることってよくある話し。しかし、持ち主の親子は事故が原因で父親を亡くし、息子は心因性の歩行困難になっていた事を知り、何とか子供を歩かせようと関わりを持つジュゼッペ。彼の温かさ、優しさが溢れてた。
観終わって心が暖かくなる作品でした。
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