いかにも北欧映画って感じました。
ノルウェーにある団地で偶然出会ったイーダとアナ姉妹、アイシャ、ベン。
大人が知らない子供の世界。
自閉症のアナにばかり関心を向けている母親へ渇望する愛への裏返しに姉のアナを虐めるイーダ。
アイシャも心を病んでいる母親からの愛情に飢えている。
ベンは母親から虐待されている。ベンの残虐性は猫のシーンがとても印象的だ。かなり衝撃的。流石のイーダも彼はヤバイやつだと認識することになる。
最初は無邪気な遊びだったのに、段々とエスカレートしていくベン。
友達だったベンの邪悪さに気がついたイーダの恐怖におののく姿は凄い。
でも、親には判らないのよね。
イーダは親に打ち明けることなく、自分で対処することを選ぶ。親は無力なのよね。子供を見ずに、結果しか見てないからかなぁ。親としてどんな風に子供に接したら良いのか判らない。
そして、圧巻のラスト。夏休みが終わり公園には人が戻り、溢れている中でのほぼ音楽がない中での静かな対決。緊迫感が凄かった‼️
