舞台は家庭環境に問題を抱えた子供達を短期間保護する施設『ショートターム』。
施設の現場リーダーで同僚と交際中の主人公自身も父親に性的虐待をされた過去を持ち、そのことが原因で妊娠した子供の出産を決めかねていた。
ある日、施設に父親が刑務所に収監されているという少女が入所してくる。
周りと距離をおき馴れ合わず、誰にも心を開かない彼女。
そんな彼女だが、主人公の過去の話を聞くにつれ、徐々に心を開いていく...
思春期の子供達の葛藤や苦悩が痛い程伝わってくる作品でした。
印象的なシーンはいくつかありますが、普段は無口な黒人の青年が虐待された母親への不満を吐き出すラップ、心に染みました。
希望に溢れた終わり方で観終わった後、晴れやかな気持ちになれました。
エンディング曲も聞いていて心地良い。