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ゼロの未来のordinalのネタバレレビュー・内容・結末

ゼロの未来(2013年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

コスモとカオス、無と有、幻想と真実
秩序を探求することは混沌であり、混沌を秩序立てると結局は無である。
心に有る何かにすがることは幻想であるが、真実である無に生きるより楽であり、それはビジネスになる。その有とは宗教、エンタメ、商品など何でも、当たり前のように我々の生活の中にあって習慣をつくり、心を満たし、誘導し、当たり前の景色となる。

監視する者が監視される者と同等の一般人であれ、監視される者はカメラの向こうに神のような存在を幻想し、一方的で支配的な視線を心に留めて過ごす。素朴な宗教信仰とモノにあふれかえる現代の監視社会が重ねられ、生きることとは何かが問われている。
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