勝沼悠

6才のボクが、大人になるまで。の勝沼悠のレビュー・感想・評価

5.0
 12年の撮影期間をかけて、両親が離婚した6歳の男の子が大人になるまでを描く。

 毎年少しずつ撮影して12年の家族を描いていく。こんなこと実際にやるなんてすごすぎる。
 リアルに年を取るキャスト達。子どもの成長に目が行きがちだが、別れた夫婦役の二人が年齢を重ねていく姿もやっぱりすごい色々感じるものがある。もちろん脚本もよくできていて、二人の12年の対照的な人生も面白いけれど、それ以上にリアルな二人の12年がグッと来る。
 Wikiで調べてみたらこの映画の撮影期間の02年から14年の12年の間にイーサン・ホークは17本の映画に出てるのだ。いやぁ、12年ってすごいわ。
 普段吹き替え派の人もこの映画だけは絶対字幕で見た方がいいですよ。

 年月って重い。人生のうちで一度は見た方がいい。こんな映画、もうつくられないでしょう。
勝沼悠

勝沼悠