みやかわ

6才のボクが、大人になるまで。のみやかわのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

同じ役者で12年間撮り続けたことで、6才から大学1年生までの成長を描いた稀有な作品。
北の国からも稀有だなと再認識。

長いなっていうのと何観てるんだろ感は少しだけあった。

物語の主人公がちょっと悪いことしたり深夜に帰宅したりすることを、自分の昔を思い出したり、親目線で心配に思ったり。

父親役の愛情が伝わってくる。女の子に質問攻めして話を真剣に聞くとライバルより優位に立てるぞとか、得意な事を伸ばすことが大事だぞとか、自分が父親がいない中育ったせいか心に残った。
物語では籍入れてるか分からんけど結果バツ3になるのか?しかもクズばかり。子育て終わった母親と希望に溢れる子どもが対照的。

アメリカ映画だから文化は違うけど、誇大して描かれない日々を通して若い頃を再確認できる。

ラストの締め方はしっくり。
人は一瞬を逃しちゃいけないと言うけれど、それは逆で、一瞬は絶えず私たちを逃してくれない。みたいな。

いつの間にか時は過ぎて行き、物語は紡がれている。
みやかわ

みやかわ