このレビューはネタバレを含みます
動物の描写や自然美などには満足する一方、人間社会に戻っていったターザンの選択についてどう描きたいのかよく分からず、「別にこのストーリー展開じゃなくても…」と思ってしまいました。一番描きたいのは何だったの?
トータル的には可もなく不可もなく、という感じ。
個人的にはみんながよく知っているターザンの物語をやってもらって、ターザンがスパイダーマン並みに飛び回る姿がもっと見たかったな…と思いました。この映画を観る人が求めているのは、やっぱり迫力あるロープアクションとか動物を従えるターザンの王者っぷりじゃないかなと思いますけどね…。
サミュエル・L・ジャクソンが途中、二丁拳銃持ち出してきたときは、「ヘイトフル・エイト」でも始まったのかと思ってちょっと笑ってしまいました。でもかっこよかったのはそこだけで、その後はターザンたちに付いていけなくてぜーはーしてたり、ターザンにおんぶしてもらったりで、私の中ではマーゴット・ロビーとのWヒロインということになってしまいました。
桐谷が好きなので吹替えで観たのですが、思ったより違和感なく観れました。でももうちょっと野性味あふれるターザンだったときの方がハマりそう。なんやかんや、今回のターザンは紳士然としてましたからね。
桐谷には「アントマン」のルイスみたいなコメディキャラの吹替えの方がハマりそう。
考えるな!感じろ!!そういう映画でした。