おえん

ターザン:REBORNのおえんのレビュー・感想・評価

ターザン:REBORN(2016年製作の映画)
2.5
久しぶりに「ターザン」と言う言葉を聞いた。
昔、某会社の採用面接で「尊敬する人は?」と質問されて「ターザンです。理由は・・・・・」と答えたことがある。その会社はその面接が最後だった😭
ターザンの描かれかたはやはりおかしい。ジャングルの動物がターザンを助けるという展開は間違っている。原作のターザンは「他者不信」「孤独」「残忍・狂暴」である。森林で生き残るためにはそうでなければ生きていけないからだ。
その彼がジェーンと出逢って「人間」になっていく。強さに加えて優しさ、愛を知る。
原作の題名は『類猿人ターザン/TARZAN OF THE APES 』映画の内容とはかなり違う。
ただ、ジェーンが誘拐される展開は似ている。原作は26作書かれている。その多くでジェーンが誘拐され、ターザンが助けに行くという展開だ。ターザンは本日にジェーンが好きだ。ジェーンがたくましいのは映画で描かれていた通り。
原作が書かれたのが1912年。女性としてはかなり現代的な書かれ方だ。
以前はハヤカワ文庫で「ターザンブックス」として全作が翻訳されていた。武部本一郎の挿し絵は最高だ。
久しぶりに読み直そう。