かるもの

隙間女 劇場版のかるもののレビュー・感想・評価

隙間女 劇場版(2014年製作の映画)
3.5
ストーリーも隙間女の怖さも想像以上に良質だったと思います。
一時間でテンポ良く、わかりやすく、サクッとJホラー的恐怖を味わえる気軽さも良い。
物語の展開には何のヒネりもなく、全ての展開に想像がつくタイプのストレートな構造。
でも、こういう風通し良すぎるくらいド直球な作品があっても良いと思うのです。
今作の怪異である隙間女は美しく、そんな彼女をしっかり美しいまま恐ろしく撮るということに注力されている恐怖描写に好感が持てます。
美しさにゾッとするという体験は良いものです。
それだけで映画にパワーが生まれると思うのです。
ラストの後味の悪さも、そうそうこれこれ!って感じの欲しかった喉ごしです。
イヤーな後味が喉を越す感覚もまた、ホラーの醍醐味!それが良い!
雑味無しのプレーンなJホラー作品だなと思いました!
かるもの

かるもの