パンケーキレンズ

ハッピーエンドが書けるまでのパンケーキレンズのレビュー・感想・評価

3.5
『きっと、星・・・』ジョシュ・ブーン監督の、長編監督デビュー作♪

ちょっと繊細すぎて、綺麗すぎて、むず痒い部分もありますけど、一つの家族に焦点を当てて、それぞれの恋愛模様を群像的に描きながら、人を愛するというプラスの喜びよりも、どちらかというと、傷付き傷付けられるマイナスの心情に踏み込んでいて、それが赤裸々に綴られています

とにかく、キャスティングのセンスの良さが素晴らしく
グレッグ・キニアが、私大好きなんですけど
リリー・コリンズと、ジェニファー・コネリーって、誰がどう見ても母娘ですよね♪
ほんでもって、ナット・ウォルフとローガン・ラーマンよ!

なんて、純粋な文系男子(可愛い♪)

傷付きたくない!って気持ちも分かるし
傷付いてもいい!って気持ちも分かるし
逆に自分が傷付けてしまう事だってあるし・・・

その感情の全てが、ピュアで前向きな分
「人が生まれ変わる瞬間」ってのが、超直球で伝わってくるんですな~♪

『きっと、星・・・』もそうやったけど、ジョシュ・ブーン監督ってめちゃめちゃ純粋な人やね、ってのが映画全体を通して染み渡ってくる
しかも、そこに押し付けがなくて、ただそのまま気持ちを綴ったという「素直さ」があるのがいいよな~♪
そんな監督さんの次回作が、スティーブン・キング『ザ・スタンド』の映画化らしく、どんなことになるのか楽しみ!