ゆずきよ

複製された男のゆずきよのレビュー・感想・評価

複製された男(2013年製作の映画)
3.8
タイトルとポスター画像に惹かれた。
一度で見抜けるかとの事だったが、結局2回観てからこれ書いてます。

物語は、大学教授の男がある日知人から教わった映画に自分と瓜二つの男が出ているという事を発見するという話。
中盤まではその男を探す話で、それ以降は二人の男のやり取り。
ドッペルゲンガー的な何かか、SFファンタジー的なノリなのか。
私も初見ではそう思っていました。
細部に散りばめられた違和感を寄せ集めると、ある仮説が出来上がる。
その答え合わせのためにエンドロールを見ず2周目へ。
ここでは、ネタバレレビューはしないと決めているので、その仮説を説明は出来ませんけど、多分そういう事なんじゃ無いかな。
重要なキーとなる考え方が、もし自分がそっくりな人間と出会った時にどう思うか?だと思うんです。
普通は「どちらがオリジナルなのか」を考えませんか?
それがあまり感じられなかった。
そこに関してはそれほど重要視していなく、むしろそれを楽しもうと画策したりもする。
という事はつまり…!
これ以上は実際にご鑑賞頂くか、もっと詳しく書いている方がいますので、それを見てからお楽しみ下さい。

この映画を観ながら、もし自分と全く同じ人間が現れたらどう思うかを考えた。
先ずは恐怖、次に疑問、最終的には闘争になると思う。
この映画の主題とは外れるけれど、自分がそう思うという事は相手もそう思う訳であって、結局の所争いは避けられないな。
ただ、私ここのところ全然仕事してないなって思うので、その労力を分け合えるのであれば二人いても良いのかも知れない。
片方が仕事して、片方が映画観てれば良いんだから。
いや結局今も仕事しながら映画観てるんだし、二人いても二人共同じ事しちゃうか。
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