食人のしきたりを守り続ける一家に生まれた二人の姉妹を巡る物語。
題材の割にグロさはそれほどではなく、ホラーを謳うもホラーではない。因習を疑うことなく不自由に縛られ続ける彼女達が近親者の死を迎えた事で、自分達が如何にして自分達である事を見つめ直すヒューマンドラマでしょうか。
愛ゆえの結末は美しさこそあれど、全体としてみると半端な印象。映画の雰囲気に評価点の重きを置けば違うのかもしれないが、自分が期待してたのはそういう部分ではなかったので。We are What we areという原題から遣る瀬無さが満ちている。仕方ない。仕方ない?本当に?