このレビューはネタバレを含みます
観てしばらくしてからじわじわよかったなと思った。
中盤で男の子（名前わからないけどプールでショートカットの子と会って仲良くなる子）が、子供の頃床にパズル広げて遊んでたこともみんな忘れちゃうんだ、的なこと言ってたけど、今プールで語らっていることとか、そういうもののきらめきがあるじゃんと思った。
複数の登場人物が出てきて微妙に交錯する感じがとても好き。
そういう意図かわからないけど、車が画面右→左に走り出した後、また右から車が出てくる別の場面に切り替わったり、音楽が流れ始めたあとラジオを操作する手のアップを映した別の場面に切り替わったり、場面転換がぬるっと自然な感じで、そこも良かった。
ファッションがちょっと前だなと思ったら製作は2010年らしい。
映像の色味もドンピシャ。
セリフと場面の構成だけでできていて、説明的だったり余分に感じたりっていうのがあまりなかった。こういう映画好きだわ。
もう一回観たい。夏に観られて良かった
羊文学のドラマという曲はこの映画を観たときの気持ちをもとにしたものだそう
