Yoko

アメリカン・スリープオーバーのYokoのレビュー・感想・評価

4.0
デトロイトの郊外で行われるいくつかのスリープオーバー(お泊り会)。ある者は一目ぼれ、そしてある者は追想し、それぞれの青春を奔走する…。

仕草や視線で仄かな好意のアピールをする若者たちの画は映像だからこその醍醐味がある。
加えて、手紙や日記などの文字ツールの使い方が非常に良かった。
大学三人組による脱出からの魅惑?のダンスの流れはもうたまらんです
画作りも端正なショットが多く一見綺麗な思い出に感じるんだけど、色温度は高くどこか寒色であり、単純に楽しい訳ではない複雑な感情を抱える青春物語の予感をさせる。
こういうところ見るとやっぱりホラー映画作るのは向いていたのかなと感じる。
『イット・フォローズ』も今作も水を怖ろしいほど綺麗に撮っていたので、水をふんだんに活用したと思われる『アンダー・ザ・シルバー・レイク』が俄然気になるところ。
Yoko

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