このレビューはネタバレを含みます
言語の習得と女性の社会的地位の問題。
どちらも自分ごとと捉えやすいテーマで考えさせられた。
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初めてNYのカフェでオーダーするシーンとか、
言語が通じず相手が何言っているのかわからないプラス表情から受けとる明らかにネガティブな対応されたことに対して
すごく傷つく感じわかる〜ってなった笑
自分が話せないから悪いんだけどさ、それにしても、、とか
むしろこういう態度を取るのは珍しいことじゃないのかな、、とか
考えて頭は冷静なんだけど、必要以上に心にグサッときたりするよね。
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女性故に、母親故に
バカにされるあの感じ、、。
とっても見ていて苦しかった。
女性の尊厳をテーマにしていて、これはどういう結末になるんだろう?と思いながら見ていた。
NYでの出来事は非日常であり、
彼女のスピーチで夫や娘が自身の言動を省みたところで
またインドでの日常に戻れば彼らはそんなことも忘れてまた同じようなことを繰り返すんだろうなということは容易に想像できて、、。
わたしだったらめちゃめちゃに怒っちゃうか全て心に留めてイライラするかのどっちかだろうし、
今後の生活においても自分の立場が今までとは変わるように考えたり行動したりすると思う。
でも、シャシは日常に真っ向勝負するでもなく遠回しに自分の尊厳を主張する姿はたしかに優美だ。