映画で旅をする

マダム・イン・ニューヨークの映画で旅をするのネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

初インド映画。
インドに行くと価値観が変わる
ってよく聞くけど、なんだかこの映画で少しその気持ちがわかった気がする。

夫を立て、子育てと料理を作ることのみに精を出してきた古風な妻。
教養もなく、家族の中で1人だけ英語も話せず、いつしか子供にすら見下される生活にうんざりし始める。
そんな時に姪っ子の結婚式のために1人ニューヨークに旅立つことに。
ニューヨークでの暮らしを経て、自分の力に自信を持ち、対等で愛と敬意に包まれる家族関係を取り戻す物語。

インド人の価値観が感じられる作品。

スロースタートだったが、
フィナーレに向けて音楽とともにどんどんウキウキ感が増していってあっという間の2時間!
軽快だけれどもメッセージ性もあり、大満足。

映画の意図とはちょっと違うかもしれないけど私は、
「英語話せないけど、外国にちょっと憧れるかも…」
「いや英語なんて…」
っていう人にお勧めしたい映画!


「夫婦でも、相手の気持ちが分からなくなるものよ。それは結婚の終わりかしら?違うわ、自分で自分を助けるときよ。」
「家族だけはいつでも与えてくれるわ、愛と敬意を。」