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マダム・イン・ニューヨークのNのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

こういうエンタメ映画ながらも、インドの世相を風刺したテーマの映画は安定して面白い。

インドが発展して、英語が教育や仕事に組み込まれるようになったことで起きる家族間での学力の差。
そこから生まれる家族のすれ違い。
それと同時に学ぶことの楽しさ、新しいことへ一歩踏み出すことへの勇気や大切さは見ていて勇気づけられる。

ノンデリな夫と娘の言動には、良い意味で見ててイライラした笑
妻が外と関わることを嫌がる古い価値観の夫と、学力差からナチュラルに母親を下に見てる娘。
本人達にとっては何気ない言動がこれでもかと、母親を傷つけているのが伝わってきた。

それに対しての英会話学校のメンバー達は癒しでしかなく、ウキウキしながらこっそり学校に通うシャシの姿は微笑ましかったし、わかりやすく皆良い奴らだった。

夫に良い所がなかった分、見ててフランス人のローランとの恋を応援したくなる不思議。
最後二人で店でも出すのかとも思ったけど、そこは自分よりも家庭を尊重する母。
ただ家族や子供がいることは、早い段階で言っとけよ笑

先生がゲイで恋人と別れた際に、生徒の一人が実は僕もゲイですと発表して、二人が若干いい感じになってたのはだいぶご都合的には感じてしまった。

飛行機で助けてくれたおじさん重要な役かと思ったらそんなことはなかった。
調べたら有名な俳優で、カメオ出演だったのか。

卒業試験に参加できません、からの学校の皆が結婚式に参加。
シャシが英語でスピーチをする王道の展開とシャシが語った内容にはウルっときた。

わかりやすくてご都合的な部分はあるけど、その分テーマがストレートに伝わってきて、家族との接し方や自分の身のふり方、発言も襟を正そうと思わせてくれる良い映画だった。

2024 216
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