このレビューはネタバレを含みます
主人公シャシはインドの古典的な女性。家族の中でシャシだけ英語が話せないし、料理をつくることしか自信がない。家事をがんばっても成績優秀な娘にはバカにされ、夫には「ラトゥ(満月みたいなお菓子)を作る天分で生まれてきたんだ」って得意料理を褒められても、なぜかイヤミに聞こえてしまう。
自分に自信がないと自分が嫌になって、周りも嫌になりますよね。で、新しさを求めてしまうんですが、それって一過性のもので本質的なものは何も変わってないんじゃないかな。親戚の結婚式のためにシャシがNYに行くんですけど、彼女は家族に秘密で英語を学びにスクールに通うんです、自信を取り戻すために。そこで出会う仲間がとっても素敵。
結婚式でのシャシのスピーチは圧巻です。人として大切にしなければならないもの、相変わらずボリウッドムービーはメッセージ性が強いです。