このレビューはネタバレを含みます
英語を喋れることはもはや特技ではない。いまや喋れないことがコンプレックスになる程、英語帝国主義は進んでいる。それにいいも悪いもないと思うけど、みんなの当たり前を、自分1人だけが知らないことはとても恐い。当たり前を知らないと馬鹿にされて、恥ずかしい気持ちになる。アメリカ生活を終えて日本に帰ってきた時、電車の切符の買い方が分からなくて駅で号泣したの思い出した。
どこの世界の誰しも社会的役割(母なり父なり学生なり)から逸脱しないように生きていて、それはグループの一員としての自分を肯定してくれている反面、常に首元に索状の影を落としているのである。。。。。。
カフェの場面とかのニューヨーク市民の過度な冷たさは、実際そうであるということじゃなく、何も知らないひとりぼっちの世界だと他人を非常に冷たく感じてしまうよね〜 ってことかと思った。