きりん

マダム・イン・ニューヨークのきりんのレビュー・感想・評価

4.5
英語喋れないコンプレックスのインドのママがNYで英会話教室に通い心が輝き出すお話。大事なことを教えてくれて、見るだけで前向きになれる素敵なサプリ映画でした。
英語を喋れることは出来る人からすれば当たり前ですが、当人にとっては世界が変わるような大きなこと。英会話教室の仲間と親交を深めながら、喋れるようになる度に世界の見え方が変わってく様が楽しい音楽と映像で豊かに描写されていました。
また、冒頭では知らない街、知らない言葉が溢れていて、周りのすべてが敵に見えるような不安感がリアルに描写されていました。私自身英語が殆ど喋れない中ひとりでNYに旅行に行って散々な目にあったことがあるので共感しました。でも、お店の人と少しでも会話が出来ると、それだけで達成感があるんですよね。
そして、ラストのシャシのスピーチには心が揺さぶられました。彼女は新しい世界に飛び込み自由であることの素晴らしさを教えてくれましたが、それと同時に愛すべきもの、変わらず大切にすべきものがある事を教えてくれました。
本当に素晴らしい映画なので、誰にでもオススメできる一本です。
きりん

きりん