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HUNGER ハンガーのhisaukのレビュー・感想・評価

HUNGER ハンガー(2008年製作の映画)
4.0
1981年、北アイルランドのメイズ刑務所にはサッチャー政権により弾圧され、政治犯としての権利を奪わたIRA(アイルランド共和軍)の囚人たちが収監されていた。
劣悪な環境の収容所。
ボビー・サウンズを中心としてあらゆる抵抗をするが看守たちは暴力で制圧した。

とにかく台詞の少ない静かな映画。
しかし内容は抵抗する囚人たちと看守の言葉無き暴力とうめき声が響く。

そして彼らは自らの糞尿で壁一面に抵抗と訴えの手段を使う。

なので食事中は見ない方がいいです。

約17分のワンショットの神父とボビーの会話はこの映画の見せ所なのではないかと。

そしてハンガーストライキに入ってから何も口にしないボビー。

ボビー役のマイケル・ファスベンダーの激痩せっぷりが凄いです。

この映画はどちらを良くいう事もなく、悪くいう事もない。
客観的に作られた作品の様に感じた。
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