このレビューはネタバレを含みます
いつもデカいお面を被っていて、やや独特な雰囲気を醸し出す不思議な男フランクと、そのバンド仲間たち、そこに加わったジョンの話。
何故かこのバンドは、精神面に訳アリな人が半分くらいを占めている。クララも脚とはいえ人を簡単に刺せちゃうのおかしいし、ドンは死にたがりで、フランクはいつもお面を被っている。ドンは結局首を吊って亡くなった。
何を伝えたかったのかピンと来なかったけど、他のレビューを見て「“生きる苦しみや痛みには理由はないということをハッキリ描いている”」と書いてあってしっくりきた。本編にお面を被る理由についてジョンが父親に聞いた時、「理由はない」と答えていた。確かに、苦しみに理由があるとは限らないよね。生きること自体が苦しいことだし、痛みも避けられないから。大抵の人に「何故か分からないけど、なんか辛いな」って感じることがあるのではないかな。
お面を取ったフランクは普通の人だった。あまり考えると「普通」って何だ?っていう哲学的なややこしい話になるからそこは置いといて。被ってるときの方が本人の心は解放されてたんだろうけど、これからはお面に戻ることなく、本来の姿のまま自分らしさを貫いて生きていってほしいな。どんな精神疾患を抱えているのか分からないけど、何かに苦しんで生きてきたのだろうな。
お風呂のセックスシーン要らないのでは。。
このバンドのキーボード担当呪われてそう笑 最初のキーボードのドンは自殺、2番目のルーカスは自殺未遂で入院、3番目のジョンは未遂もしてないけどバンドを離れることになったのを見るに、キーボードは呪われてるので無くしちゃいましょう。
ドーナル・グリーソンを他の映画で観たとき……確かエクスマキナだったかな?のときはアメリカ英語に聞こえたんだけど、本作はイギリス英語だった。
アメリカ人の役者さんでイギリス英語を話せる人って見たことないけど、イギリス人の役者さんでアメリカ英語を話せる人は意外と多いね。
マイケル・ファスベンダーの顔がずっとお面で隠れてるのが勿体ないなと思った笑