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FRANK ーフランクーのKHのネタバレレビュー・内容・結末

FRANK ーフランクー(2014年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

どんなにクソでも誰にも伝わらないような音楽でもそれを通じ合える仲間とやっているライブを見るとなんか心に来る。

お面を常時被っているフランクがボーカルをするバンドにひょんなことからピンチヒッターで参加した会社員のジョンは音楽で成功を夢見る会社員。
フランクの奇抜だが何かいろんな人を魅了する魅力にひかれたジョンはそのバンドに加入し成功する道を模索するが。。。

いやぁやっぱ凡人はいくら努力しても生まれ持った才能にはかなわないし、上辺では分かり合った気持ちになっても本心では全く分かり合えていないっていうのが下手な鬱映画よりもズンッとのしかかってくる映画だった。
ジョンの空回り感といくら歩み寄ろうとしても仲間外れの現状が見ているこちらの気持ちを削いでいく。
結局何にも変わらないどころかジョンは仕事もやめて、バンドも失って、足を刺されて、残ったものはチンチラ男というデジタルタトゥーだけだった。
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