もやし

いま、輝くときにのもやしのレビュー・感想・評価

いま、輝くときに(2013年製作の映画)
4.7
2013年の作品だけどディスク出たのは割と最近。
良い脚本だと思ったら(500)日のサマーの脚本家さんか。


かなり複雑な意味合いを持った映画だと思うけど、大まかには自分と向き合うこと、大人になることって感じなのかな。

主人公がちょっと嫌な奴笑
でもその嫌な奴っていうのがこの映画では有効に働く。


高校生。リア充の主人公は同じくリア充のブリー・ラーソンと楽しい付き合いをしていたが、元来の性格か、色んなものが災いしてフラれる。
傷心の主人公はひょんなことから地味な同級生エイミーと出会う。


エイミーかなり良い子。
家計を助けるために新聞配達のバイトをしていて、勉強も真面目にしていて、性格も良くて、漫画が好きで。
でも何とも垢抜けない感じもあり彼氏いない歴年齢。

主人公は、エイミーの魅力に新鮮さを感じながらも、どっかでエイミーのこと舐めてんだよね…笑
俺が初めての恋という人生経験になればみたいな超ふざけたことも友人に漏らしてたり。
どんだけ傲慢なんだよ、ふざけんじゃねえよってね笑


でもエイミーの良い子っぷりを近くで見るにつれ、自分がどんだけ駄目なのか、否が応でも向き合わされる羽目に。
俺は何なんだ。これからの人生どうすりゃいいんだ。俺に人に愛される資格なんてない。




あまり静かな気持ちでは見れない映画だし、結構複雑な心境になるけど、良いヒューマンドラマだと思う。
最後まで見れば主人公が嫌な奴だなんて言えなくなる。
もやし

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