このレビューはネタバレを含みます
刑務所の所長は、所内の数々の問題を解決する起死回生のアイデアを、ある映画をヒントに実行する。
1と2の主演同士の夢の共演に加え、監督のトム·シックス本人まで出てきたら、これは完全にファンムービーと割り切って見た方が楽しめる。
経費を一気に削減出来てエコだし、囚人を取替可能にすることで持続可能なシステムであるなどのバカ理論を真面目に考えてるのが可笑しい。終身刑や死刑の重罪人にはオプションでイモムシ人間にするサプライズににやり。
しかしながら映画としたら、本編に入るまでがいかんせん長いので所長の演技が受け付けないと辛いか。あとまあモラルや人権はいつものように無い。白人至上主義でアメリカ万歳の流れは画面のルックやキャラ設定からして意図的だろう。
完成したムカデ人間の図は壮観だった。鬼畜場面なら、肝臓にアレを突っ込むデスレイプがイカれてたな。
日本では小学校から運動会でムカデ競走なる競技にいそしんでるから、ムカデ人間には意外と親近感が沸くのでは。