クロスワードパズル⁉︎ 世界を変えた⁉︎
第二次世界大戦時、ドイツ軍の暗号機エニグマの解読に挑んだイギリスの数学者アラン・チューリングの伝記映画、イギリス政府が50年も伏せていた事実が意外な形で明らかになる事実に基づく作品です。
国家機密情報ですが、当時の彼の功績は現代社会にも大きく貢献しているようです^ ^
エニグマの解読こそが戦争を早く終えることに繋がるとされ、イギリス中の天才の中から目に留まった一人がアラン・チューリングだった。
かなりの奇才だったためか彼の天理論は正しいけど難しくて理解してもらえない…
なので誤解を招いたり、仲間とも強調できないなど多くの問題を抱えていたようですね。
映画化にあたりどう脚色してるかは知り得ないですが、クロスワード愛好家6人による功績。と喩えられるようにもちろんアラン・チューリングひとりでは成し得なかった事実があったでしょう。
その存在が映画の中でも登場しています。
「クリストファー」と名付けられた暗号解読機開発研究チームのメンバーと、メンバー内の女性の存在が大きく関わっています。つまり良き理解者がいて奇才アラン・チューリングが活かされたんでしょうね。
暗号解読機にクリストファーと命名された経緯と、早期の戦争終結に至ったとされる奇才アランの功績、それが明るみになるまでの意外な事実がとてもつらかったり複雑なものでした。タラレバですがLGBTに関する理解が当時はあまりにも困難だったんですね。
ドイツ軍に絶対漏れてはいけないことに対する意識の高さと受け入れなければいけないとても辛い現実。暗号解読機クリストファーを後世に残してはいけないと判断された戦争当時の考え方。この作品はアラン・チューリングの功績と、彼にまつわるロマンスやヒューマン、LGBTと多くのテーマが織り交ぜられた作品です。
主演のベネディクト・カンバーバッチ、相手役のキーラ・ナイトレイがとても好演です。
ただベネディクト・カンバーバッチの出演作はあまり観た覚えがなかったので、本作もつい先送りしてましたが、MCU作品よりドクター・ストレンジを視聴したことが大きなきっかけとなり観ることとなりました。
ベネディクト・カンバーバッチ！！
そもそも名前がスゴいですが、色々リサーチする必要がありますね。
とにかく素晴らしい作品でした！！
