柏エシディシ

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密の柏エシディシのレビュー・感想・評価

3.0
観る前は戦争サスペンスと思っていたのですが、エニグマ解読のスリルよりも、悲劇の天才の内面にフォーカスした、ヒューマンドラマでしたね。

変わり者の天才を演じたら、世界一のベネディクト・カンバーバッチが、悲しい運命に翻弄される主人公を熱演。
過去最高点をマーク。

チューリングの良き理解者となるキラ子の「わかってるイイ女」ぶりや、
M.I.6のエージェントに扮するマーク・ストロング兄貴、
オジマンディアスこと(?)マシュー・グッドら、
英国系の実力派アクターのアンサンブルを観ることが出来たのも楽しかったです。

小難しく、重くなりがちなテーマでありながら、3つの時間軸を織り交ぜながら進む作劇はテンポも良く、割と平板なシナリオの弱さを補っている感じ。

作品としては地味ですが、間違いなく、カンババの映画出演としての代表作になる一本。
柏エシディシ

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