あいわながんばる

ビッグ・アイズのあいわながんばるのレビュー・感想・評価

ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)
3.5
ティム・バートン監督最新作。
60年代アメリカで一世風靡した絵画《ビッグ・アイズ》シリーズにまつわる実話の映像化。
長年に渡り夫ウォルターの名でビッグ・アイズを描き続けたマーガレットのゴースト・ペインター伝記。
鑑賞前と観始めてからと観終わってからの三回、
僕は心の中で呟いた。

「佐村河内かよ‼︎」(さまぁ〜ず三村風で)
と。

簡潔にまとめられたストーリー展開で解りやすかったし、
何より絵画芸術というものの価値観や在り方が垣間見れて勉強になった。
そしてなんとなく観たことのあるビッグ・アイズの作品にこんなお話があったことに驚き。

《作品を自分の分身として大切にする》全編通してブレないマーガレットと、
《妻の作品を横取りし嘘にまみれていく》欲に溺れ変化していくウォルター。
芸術にどのように関わるかでここまで人は変わるのかと、
改めて芸術が与える影響力を考えさせられます。

ティム・バートン監督作ですが、
「シザーハンズ」や「アリス・イン・ワンダーランド」のような奇抜さはありません。
ちなみに僕が好きなティム・バートン作品は「マーズ・アタック!」と「ビッグ・フィッシュ」「チャーリーとチョコレート工場」です。
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