ゴーストペインターの話。実話です。
一目見て惹きつけられるBig Eyesシリーズ。この絵が、一体どのように映画に絡んでいくのか気になっていましたが、何とゴーストペインターの話だとは…驚きました。
最後はスカッとするから良かったけれど、マーガレットの悲しみや苦しみを一緒に味わうのは辛かったです。あの大きな大きな眼を持つ女の子は、真実を心に秘めながら、何も語ることが許されなかった彼女自身。
あの絵から、「全てを見通している」という神がかった何かと、怒りと、悲しみに加えて無気力さを感じるのは、こういう訳だったのか…と、納得させられました。
閉じこめられていた、あるいは閉じこもっていた部屋を出て、自身で自分の尊厳を守った彼女は、強い。
ただそのきっかけを作ったのは…。
世の役立つこともあるんだ…と漠然とした感想を持ちました。