ぺりこ

ビッグ・アイズのぺりこのネタバレレビュー・内容・結末

ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

録画で鑑賞。
ティム・バートンが監督なのにホラー要素が全くなくて、新鮮味を感じた。

主人公のマーガレットが描くビッグアイズの絵を自分が描いたかのように振る舞う夫のウォルター役のクリストフ・ヴァルツの演技に終始笑ってしまった。クライマックスの裁判のシーンは審議よりもウォルターからどんな嘘が発せられるかに期待しながら見てしまった、笑 嘘がばれるのも時間の問題なのに一切諦めない精神力。テレビで見た裁判番組を思い出しながら自分で自分を弁護する等、いい笑いものになっているのに全く挫けない。この無駄な精神力だけでやり過ごそうとする馬鹿馬鹿しさに笑える。

男尊女卑の時代とは恐ろしい。
ウォルターも一生これで食っていこうとするなら、マーガレットをもっと上手く支配することが出来なかったのだろうか。最初からマーガレットの作品をウォルターが上手く売り出せば良かったのでは・・・と考えてしまう。売り方には定評のあるウォルターなのだからきっと出来たはずだと思うのに彼はただの残念な人間だった。
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