ちゃんしん

砂上の法廷のちゃんしんのネタバレレビュー・内容・結末

砂上の法廷(2015年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

面白い…。

キアヌ・リーブスさん演じる主人公の弁護士ラムゼイと被告のマイクの駆け引きが面白い。

法廷上では皆が真実を語ると宣誓するが、必ず自分に不利なことは嘘をついてしまうのが現実なのだろう。
だが、一番の嘘つきが…とは。
本来なら被告人と弁護士は一蓮托生の関係のはずだが、ここの関係を壊した脚本は秀逸だと思う。
自分自身が犯罪者として罪を被ろうとした被告のことを利用しようとする弁護士に対して、この弁護士がどういう展開にするかを見限った被告が自らを守る手立てを講じていく展開は、とても面白かった。
途中に差し込まれる被告の落書きやところどころに入るワンシーンにいろんな背景を映し出すなどの演出も良かった。
この被告、マイクの頭の良さは半端ない。
弁護士の作戦に乗り、弁護士の意図を読み取り、その罠を回避し、自ら逆転勝ちを勝ち取った…。

やっぱりどんな勝負でも、まず相手を知り、作戦を読み取り、武器を取り上げ、弱点を付かないと勝てない。
なかなか面白い作品だと思う。
ちゃんしん

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