水のまち

砂漠の流れ者の水のまちのレビュー・感想・評価

砂漠の流れ者(1970年製作の映画)
3.8
人は死んで土に帰るが、砂漠では土というより砂であり、死生観さえ、平然と、乾いているようだ。必死に生き延び、愛に喜びを感じ、そしていつか死ぬだけの、たったそれだけのこと。それ故に、悩んだ答えの不条理さが、体温を感じさせる。それは喜劇ということで良いのではなかろうか。
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