原作は女性向けSF版ハリポタ、みたいな印象だったが、こちらはちょっと印象の薄い平凡なSF作品という感じ。トリスやフォー、エリックのキャスティングは凄く良かった。ただそれ以外のキャスト、特に仲間グループといじめっ子(ピーター)の存在感が薄い。
この作品の元々の面白さって、16才の少女が恋愛や友達関係に葛藤したり、いじめっ子達に立ち向かってどんどん強くなってくところだと思う。そこがバッサリされちゃってるので、設定頼みのB級SFみたいになっちゃった気がします。
Dauntlessのハッチャケぶりはよく表現されていたが、それ以外の派閥の徹底したこだわり、自身の派閥に合致する行動にのみ滑稽なまでにしがみつく様子、も原作がはるかに上手く描写していると思う。
それでも高層ビルからのスカイジャンプシーンは圧巻だった！このシーンだけで、観た価値はあったかなと感じた。続編に期待。
