飲酒運転でひき逃げ事故を起こしたエリート検事が追い詰められるクライシスサスペンス作品。
ドミニク・クーパー主演、サミュエル・L・ジャクソン共演。
家族三人で幸せに暮らす凄腕地方検事のミッチ(ドミニク・クーパー)は、ある晩仲間とテキーラを飲んだ帰りに飲酒運転して男を跳ねてしまう。
電話で救急車を呼ぶが、被害者をそのまま放置して立ち去る。
翌日、容疑者として黒人の自動車修理工デイビス(サミュエル・L・ジャクソン)が逮捕される。亡くなった被害者には暴行された跡があり、その傷はデイビスの工具と一致し、連続殺人事件と同様の傷であったことから、警察はデイビスを犯人として起訴する。
ミッチは事件の担当検事となるが、裁判で緊急電話した際に録音されたミッチの声が再生され、危機感が募ったミッチは犯罪歴のある義理の兄に裁判で偽証をさせる。
何とかデイビスは無罪となり釈放されるが、その直後に似た手口の殺人事件が起きる。
果たして真実は如何に?
エリート検事が、車で轢いた男を放置して立ち去ったことから事件は思わぬ方向に進む。
二転三転する展開にハラハラしながら引き込まれ、BGMも緊張感を高めます。
本作品はヒロインというべき女性が登場しないのが寂しいです。
女性刑事をもっとストーリーに絡ませたら面白くなったような気がします。
一方、義理の間柄とはいえ兄弟の絆にはほっこりです。
”飲んだら乗るな”は基本ですね。
果たしてデイビスは本当に犯人ではなかったのか?
2022.5 地上波・テレ東で鑑賞(午後ロード・吹替:亀井玲子 訳)