悠真

雪夫人絵図の悠真のレビュー・感想・評価

雪夫人絵図(1950年製作の映画)
4.3
男らしさを否定しているのに繊細さを肯定している訳ではないのがすごい

なんなら最後のシーンでは繊細さを全否定しているようにも捉えられる


最初の設定がやや似ている「サンライズ」と比較するとアメリカ映画と日本、ヨーロッパ映画の違いがわかりやすい


長屋の移動シーンが何度か出てくるが、カットしないで長回ししていることや移動している人物が殆ど女であることからも、溝口が言いたいことがわかる

あと、時代劇ものじゃないからBGMがモダンな海外の映画みたいで良い
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