熱海や芦ノ湖畔の稜線が美しく切り取られる一方で、夜とはいえ東京がどんより描かれ過ぎていて笑える。ロングの構図やカメラワークの上品さにも驚嘆するが、琴の演奏が終わると秋の虫の声が響く、不意に花がポトリ…
>>続きを読む木暮三千代のすばらしく艶めかしい身体!
溝口は、画面の中に配置される身体やオブジェがいかに振舞うのかを的確に捉える。
あのぼとっと落ちる花!
思わず「落ちた!」と叫びそうになった。
ラストの芦ノ湖の…
2回目にして初めて映画館で観たけど、あまりにも面白くて倒れそうだった。この話の内容を面白いと言うのには抵抗はあるけど、でもそれでも映画としてあまりにも全てが巧みで面白すぎる作品。スクリーンに釘付けに…
>>続きを読む勿論直接描写なんてないのだが、木暮実千代が柳永二郎からのDVと肉欲、特に後者に支配されきってることがこれでもかと判ってしまう。
それにしても、柳永二郎とのアレが自我や純愛といった、人間の自立に必要…
世俗に呑み込まれ没落していく哀しい貴族の物語で、太宰も描いてきたモチーフだ。
柳永二郎のモラハラ夫はどこまでも憎たらしいが、抗えない女の性を木暮実千代が淫靡に演じる。濡場こそないのだが初期の日活ロマ…
溝口健二にとっての戦後ということなのかなと思わせる。つまり上原謙の役どころがポイントで「民主的な」言葉で励ますだけの戦後民主主義で現実的な力に乏しい。ドMな雪夫人は、その出口なき官能性という船橋的「…
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