MrTomatohead

ヤング・アダルト・ニューヨークのMrTomatoheadのレビュー・感想・評価

3.2
なんか表現しづらい映画を観てしまった。

客観視できない子供のような大人のジョシュとなんでもしっかりしている妻コーネリアという熟年夫婦のマンネリ化した生活が続いていた。そこへ突如ジェイミーとダービーという若夫婦と出会い毎日がエネルギッシュで刺激に満ち溢れた生活へと変わっていった。
どちらの夫婦もドキュメンタリー映画を制作していて、ジョシュとジェイミーの間のお互い同じものを作っている仲間としての有意義な関係を築いていた。
と思っていたジョシュは純粋すぎてジェイミーの腹の内には全く気付かず、最終的には裏切られたと感じちゃう。

ジョシュ自体妻のコーネリアがいないと人生が成立しないようにも見える。
ジョシュは客観視できないが為にコーネリアの支えなしではどん底だと思う。
だからジェイミーはひどいやつだなぁと感じることもあるけど、ジョシュもジョシュで割り切れないやつだからなんとも言えないというか、、、。

3匹の子豚のようにジェイミーが狼でどんどん周りの人間を蝕んでいく感じで、妻のダービーはジェイミーに愛想を尽かし、ジョシュはもちろん藁の家タイプだから吹き飛ばされるんだが、コーネリアだけはレンガの家タイプでほぼほぼ無傷。

じゃあ結局ジョシュは客観視できるようになっていくのかというとそうでもない、、、。
コーネリアとの間に念願の子供ができ、冒頭よりは少なくとも幸せにはなっている。
だが、ラストの向かいのケータイいじってる子供がなんだか2人目の狼に見えて仕方がない。

とはいえ結局何だったのかよーわからん。

ほんとになんとも言えない映画。
MrTomatohead

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