しめじゃん

メイズ・ランナーのしめじゃんのレビュー・感想・評価

メイズ・ランナー(2013年製作の映画)
3.6

ザ・ヤングアダルトなSFモンスターパニック脱出ゲームムービー。

実際劇場公開から気にはなっていたものの、いろいろなウワサが耳に入ってきては期待値が下げられ(笑)いろいろなウワサが耳に入ってきては観る気が失せ(笑)、結局今になってのスターチャンネルでの鑑賞。

冒頭から中盤にかけて、主人公が置かれているバックグラウンドが徐々に見えてくる描写はなかなか秀逸で、なるほど自分の中の厨二病箇所にスイッチを入れて気持ち盛り上げて観れば面白いのねと気がつき物語に没入。

ただその中盤以降…どうも既視感ありありのありがちな展開が鼻につき始め、徐々に話の筋が予言できるように…笑

特に挙げるべきは、集団意識的な描写が上手いこと描ききれていないこと。
主人公側の意見に、先住民ボーイズの心がなびく描写。そこにもっと力を入れて描ききっていたら、きっともっと心揺さぶる展開になっていたはず。もっとなんかこう『みんなでやってやろう!』的なモチベーションに主人公が上手いこと気持ちを持っていく的な描写があったら数倍面白かったのでは。あんな、適当なルール変更にパニクって背中押されるのではなくね。せっかくみんな若いんだし。笑

終盤露骨に盛り上げた完全な次回作への繋ぎもあったわけでまあ続編もありますよと。まあスターチャンネルでやってくれるの待つか。以上
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