たった一人で引きこもりながら15,000頁以上の小説、自伝、日記、絵などを書き続けたヘンリー・ダーガーについてのドキュメンタリィ
蝶?蛾?みたいな少女のイラストを見た気がする、くらいしか知らなかった方です。
1973年に亡くなった貧しい清掃人の家から発見されたという作品群。
それがヘンリー・ダーガーだった。
3m以上もある絵や、写真を引き伸ばしたモノ、コラージュなども多数。
変わった子どもではあったらしい。
知的障害児の施設に送られ虐待もあった?
その後、脱走してシカゴへ。
そして1909年、自分の"究極の物語"を書き始める。
自分だけの世界で繰り広げられる「非現実の王国」を。
子ども奴隷の反乱軍を率いるヴィヴィアン・ガールズの奮闘話。
可愛らしいイラストながら、少女に男性器がついていたり、戦争や拷問のシーンもある。
子ども主体の世界を書き続け、現実では養子を取りたいと申請もしていたそう。
ちょっとドガさんぽさも感じる(笑)
子どもの頃の理不尽な経験などを、そのまま子ども視点で描いて投げ掛けてくる。
とにかく独特な世界観。
でも子どもの頃なら何も知らず楽しく読めてたかも♪
今は宗教やら戦争やらを色々考えてしまって、しかも長くてキツそうですがw
これは本物を観てみたいなぁ~
どんな筆のタッチなのか、色使いなのか!
気になるっ!!