海月

ベル&セバスチャンの海月のレビュー・感想・評価

ベル&セバスチャン(2013年製作の映画)
4.0
まずオープニングの十秒間だけで息を飲む。山々の大地の美しさに。
主演の男の子、セバスチャンがかわいい。犬のベルがかわいい。
景色の美しさが素晴らしい。
ところどころ入る歌がわざとらしい感じがあるがベルとセバスチャンの純粋さで全く気にならない。むしろ効果的にさえ聴こえる。音楽がいい。
おじいさんもいい味を出していた。
犬と少年の絆の話かと思いきやナチスから逃れるユダヤ人の亡命などその時代の混沌とした情勢を描いてるのでただの感動物語では終わらない。
結構手に汗握るシーンとかもあるので見応えは十分。
エンドロール中も物語はあってそれがとても胸を暖かくする。

ナウシカとかラピュタとか昔のジブリを観たあとのようなズシリと胸に残る感じ、あぁいいもの観たなという感じがありました。
久々に厚みのある物語を観たなと大満足です。
海月

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