多岐川裕美のデビュー作。
監督は後にトラック野郎シリーズを生み出す鈴木則文。
劇画コミックの映画化となりますが、こちらの原作も鈴木則文が手掛けております。
Amazonで見かけて気になったので購入しました。
当時流行っていた女囚物やスケ番物の流れかと思いますが、舞台を修道院にした異色作となっております。
ストーリーも宗教上の矛盾などなかなか際どいところを突いていて見応えがあり、いまの時代に作れるのかなこんなの?というくらいクレーム殺到しそうな内容がてんこ盛りでした。
この時代の映画界はまだまだおおらかさが残ってるいて、大胆なチャレンジ描写や問題定義の仕方ができたんでしょうね。
また、自分が知っている多岐川裕美はもうすでに清純派路線だったため、大胆に脱ぎまくっているこの映画を今回観てビックリしたなぁ(ヌードになったのはこの一作のみだそうですね)
鈴木則文監督のこれ系のピンキー映画では「徳川セックス禁止令 色情大名」などが有名ですが、こちらの聖獣学園も負けず劣らずの怪作となっておりました。
海外でもカルトな人気があるそうですよ。