Satouko

きっと、星のせいじゃない。のSatoukoのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

去年の夏から洋書も買って楽しみにしてた作品。キャストと音楽と有名な分期待してた反面、お涙ちょうだいな表面的な感動もありそうだなと思ってたら全くそんなことはなかった。
1つ1つのシーンに無駄のなさを感じた。病気を持っていることと毎日を何となく過ごしているそこら辺のティーンエイジャーズを除いたら、あまり自分達と変わらないぐらいの今を生きているリアルさがユーモアとともに描かれてあった。個人的にこの映画で1番よかったのは、あの作家が超期待外れの最低野郎だったということ。
最終的にはあの人にもあの人なりの人生があったと知るわけだけれども、人生全てが思うように上手くいくわけではない。それを自分がどう捉えどう変えていくかが重要なんだと感じた。この世界に自分の痕跡を残したいと言ったガスに対するヘイゼルの力強い言葉も忘れられない。
明日を不安に生きるより、今を楽しく精一杯生きたいと心の底から思わされた。まるで希望に満ち溢れているかのような終わり方も好き。The fault in our stars. 邦題は馬鹿にしてたけど最後は何だか納得できた。
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